この投資信託は、日本を含む全世界の約50か国890銘柄に分散投資することができます。
オルカンは、低コストでインデックス投資ができることや、世界経済の成長に連動することなどが人気の理由ですが、為替リスクや値動きの大きさなども考慮する必要があります。
この記事では、オルカンの特徴やメリット・デメリット、運用実績や比較対象などについて詳しく解説します。
オルカンとは?全世界株式に分散投資できる投資信託
オルカンとは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という投資信託の通称。
オルカンは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用するシンプルなインデックスファンド。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、日本を含む先進国23か国と新興国26か国の大型中型株式で構成されており、全世界の約90%の時価総額をカバーしています。
MSCI ACWI指数に連動するように、全世界の約50か国890銘柄に分散投資できるよ!
オルカンは、信託報酬が0.0968%(税込)という低コストでインデックス投資ができることや、世界経済の成長に連動することなどが人気の理由です。
オルカンに投資しておくことで、「GAFAM」やインドなどの伸びそうな企業が含まれています。
また、衰退している企業は勝手に除外されるため世界経済の成長を見込めます。
オルカンの特徴:低コストでインデックス投資ができる
オルカンの最大の特徴は、低コストでインデックス投資ができることです。
オルカンは、信託報酬が0.0968%(税込)という非常に安い水準に設定されています。これは、同じように全世界株式に投資する他の投資信託と比べても圧倒的に安いです。
信託報酬は、投資信託の運用にかかる費用で、毎日基準価額から差し引かれます。
信託報酬が安いほど、運用成果に与えるマイナスの影響が小さいね!
オルカンは、インデックスファンドというタイプの投資信託で、指数の値動きに連動するようにパッシブに運用されます。
そのため、運用コストを抑えることができます。
このファンドは、買付手数料や換金手数料が無料であり、管理費用(含む信託報酬)も0.05775%と低コストです。
オルカンのメリット:世界経済の成長に連動する
オルカンのメリットは、世界経済の成長に連動することです 。
オルカンは、全世界の約50か国890銘柄に分散投資することができます 。
各国や各業種の景気動向や株式市場の動きに影響されることが少ないね!
オルカンは、先進国と新興国の株式をバランスよく組み入れています。
先進国は安定した成長を見込める一方、新興国には高い成長率を期待。
オルカンは、世界経済の成長に連動することが期待でき、世界経済は人口増加や技術革新などの要因により、長期的には右肩上がりで拡大しています。
オルカンのデメリット:為替リスクや値動きの大きさに注意
オルカンのデメリットは、為替リスクや値動きの大きさに注意する必要があることです。
グラフを見ると右肩上りに見えますが、連動指数を見るとそうではない場合があります。
現在は右肩上がりで、過去10年分で見ても分かるようにプラスになっています。
また、同じ指標でも「円ベース」「ドルベース」で違います。
「円ベース」で絶好調に感じてもそれは「円安」の影響を受けている可能性があるので、注意しましょう。
今は絶好調だけど、指標であるMSCI ACWIを定期的にチェックしたほうがいいよ!。
全世界株式という名前ではあるものの、構成銘柄の約60%は米国。
これは、時価総額加重平均を取っているためです。
時価総額加重平均方式とは、各銘柄の時価総額(株価×発行済み株式数)に応じて指数に占める割合を決める方法です。この方法では、時価総額が大きい銘柄ほど指数に大きな影響を与えます。
また、上位企業も米国が独占してることも覚えておきましょう。
オルカンで配当利益を考えている場合、短期では元本割れのリスクがあるので注意が必要です。
コメント