オルカン、S&P500への投資比率は米国が多くなっています。
投資の基本は分散であり、株や債権のように逆相関の株を持っておくことも重要だと思います。
今回紹介するVXUSってどんな投資商品なの?
VXUSは米国以外の全世界株式に連動するETF(上場投資信託)のことだね!
ETFとは、株式や債券などの資産を組み合わせた投資商品であり、株式市場で取引できるものです。
VXUSは、米国を除く先進国や新興国の株式市場に幅広く分散投資できるETFであり、低コストで高配当のメリットがあります。
この記事では、VXUSの特徴を分かりやすく解説していきます。
VXUSとは?
VXUSとは、米国を除く全世界株式に連動するETFです。
米国の大手投資会社であるバンガード社が提供しており、FTSE Global All Cap ex US Indexという指数に連動しています。
楽天投信投資顧問「楽天:VXUS/月次レポート」
この指数は、米国を除く先進国株式市場および新興国株式市場への投資可能銘柄98%で構成されており、約7900銘柄の株式を保有しています。
つまり、VXUSは米国以外の全世界株式市場の98%をカバーできるってことだね!
それだけじゃなく、VXUSの最大の特徴は低コストで高配当だね!
VXUSの経費率は0.07%と非常に低く、コストパフォーマンスが高いです。
また、VXUSの配当利回りは約4.6%と高く、分配金も年4回受け取れます。
経費率とは、ETFを運用するためにかかる費用の割合のことであり、低ければ低いほど利益が残りやすいということです。
配当利回りとは、1年間に受け取る分配金がETFの価格に対してどれだけ高いかを表す割合のことであり、高ければ高いほど安定的なキャッシュフローが得られるということです。
VXUSは以下の2つの特徴を持っています。
①米国株以外に分散投資。②米国株と組み合わせて世界中の株式市場にまるっと投資。
VXUSを利用することで、米国株以外の地域やセクターに手軽に分散投資でき。、米国株以外の地域やセクターが好調な時期には高いリターンが期待できます。
引用:楽天投信投資顧問「楽天:VXUS/月次レポート」
引用:楽天投信投資顧問「楽天:VXUS/月次レポート」
米国株とVXUSの比率を調整することで、自分の目的やリスク許容度に合ったポートフォリオを作成することができます。
米国株とVXUSの相関性は低いため、相互に補完しあう効果があります。
VXUSのメリット
VXUSを利用するメリットは、以下の通りです。
米国株以外の地域やセクターに手軽に分散投資できる:
- VXUSを利用すれば、米国株以外の地域やセクターに手軽に分散投資が可能。
- 約7900銘柄の株式を保有しており、米国以外の全世界株式市場の98%をカバーしています。
米国株以外の地域やセクターが好調な時期には高いリターンが期待できるってことだね!
日本やヨーロッパ、中国などの株式市場にも投資することで、各地域やセクターの成長や景気動向に応じてリターンを得ることができるね!
特に、新興国株式市場は、先進国株式市場よりも高い成長率やポテンシャルを持っています。
VXUSを利用することで約4.6%と高い配当利回りが期待でき、安定的なキャッシュフローが得られます。
引用:Yahoo Japanファイナンス
VXUSの注意点
VXUSは米国株以外の地域やセクターが不調な時期には低いリターンやマイナスリターンになる可能性があります。
また、米国株だけではなく、日本やヨーロッパや中国などの株式市場にも投資することで、各地域やセクターの不況や危機に影響されます。
特に、新興国株式市場は、先進国株式市場よりも高いボラティリティ(価格変動率)があるため注意。
2023年3月には、新型コロナウイルスの感染拡大やワクチン接種の遅れで、新興国株式市場が大きく下落 したね。
為替変動リスクや政治・経済・社会的なリスクにより価格が大きく変動する可能性があります。
VXUSは、米ドル建てのETFであり、日本円で購入する場合は、ドル/円の為替レートの影響を受けます。
分散するのであれば「オルカン」でよくない?
VXUSとS&P500は、米国の株式市場に連動するETFで、配当金を定期的に支払います。
オルカンは、日本の株式市場に連動するETFで、分配金を定期的に支払います。
配当金と分配金は、税金や手数料などの面で違いがありますが、ここでは単純に利回りの比較をしてみましょう。
以下の表は、各ETFの直近の配当金・分配金と利回りを示しています。
ETF | 配当金・分配金(1株あたり) | 利回り |
---|---|---|
VXUS | 1.9678ドル | 4.50% |
S&P500 | 0.618ドル | 1.72% |
オルカン | 0.0009円 | 0.82% |
表からわかるように、VXUSの利回りが最も高く、S&P500の利回りが次に高く、オルカンの利回りが最も低いです。
したがって、配当利益だけを見ると、VXUS + S&P500の組み合わせの方がオルカンよりも高いと言えます。
ただし、配当利益だけでなく、株価の変動や為替レートの影響も考慮する必要があります。
また、税金や手数料などのコストも無視できません。
したがって、投資判断をする際には、より多くの情報や分析を参考にすることをおすすめします。
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