国民年金保険料の追納制度を知っていますか?
納付猶予、または学生だった際に学生納付特例などで国民年金を納めていなかった場合に、遡って国民年金を納付する制度です。
この制度を活用することで、将来もらえる老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。
将来の備えとして活用できるだけでなく、税金を軽減することができます。
今回は国民年金保険料の追納制度について解説します。
国民年金については過去記事を参考に→「意外と知らない国民年金の基礎知識を解説|国民年金は払わないと損する制度」
国民年金保険料追納制度とは?
老齢基礎年金を計算する際に、保険料の免除・納付猶予や学生納付特例の承認を受けた期間がある場合は、保険料を全額納付した場合と比べて年金額が低額となります。
年金額は減るものの、納付猶予や学生納付特例の期間は、年金受給資格期間としてはカウントされます。
年金受給資格期間は120ヶ月だったね!
国民年金保険料の追納制度とは、保険料の免除・納付猶予や学生納付特例の承認を受けた期間の保険料については、後から納付(追納)することができる制度。
追納することにより、将来受け取れる年金額を増やせるだけでなく、社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減されます。
国民年金保険料は過去10年遡って追納することができます。
追納の申請方法
年金事務所で申し込みすることができます。
厚生労働大臣の承認を受けると、納付書が渡されます。
渡された納付書で追納の流れになります。その際、口座振替、クレジット納付はできません不可。
申請書は郵送にて年金事務所へ提出することも可能だよ!
「ねんきんネット」の画面上で追納申込書を作成することができます。
必要項目を入力のうえ、印刷用ファイルをダウンロードし、届書の印刷。
印刷した届書に必要事項を記入し、最寄りの年金事務所窓口に持って行くか、郵送で提出できます。
「ねんきんネット」を活用することで届書の入力にあたり、「ねんきんネット」で保有している基礎年金番号等の基本情報が自動表示されるため、入力時の手間が省かれます。
入力項目のエラーチェックにより、入力の誤りも防止できます。
年金追納で保育料が安くなる!
国民年金保険料を追納することで、社会保険料控除により所得税・住民税が軽減されます。
つまり、年金を追納することで保育料が安くなるということです。
保育料金を安くする方法は過去記事を参考にして下さい。→「」
保育料の料金が決定するのは以下の手順になります。
所得控除額を大きくすることで、課税される金額が減ります。その後、税率を計算し「所得割額」を出します。
その金額が保育料金の階層区分の範囲で決定するため、必ずではありませんが保育料を安くできる可能性があります。
他制度をしっかり活用することで、保育料金を下げれるのでぜひ活用しましょう。
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)
- 医療費控除
- 配偶者控除
- 生命保険料控除・地震保険料控除
- 年金の追納
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